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なんと、子供じゃなくて私自身がADHDと診断されました。
荒波に揉まれる毎日は、まるで冒険。

本ブログで提供する情報は、運営者である私個人の体験や考察に基づくものであり、医学的なアドバイスや診断を提供するものではありません。 ADHDの症状、診断、治療、薬の服用などに関しては、必ず医療機関を受診し、医師や専門家の指示に従ってください。本ブログの情報を参考にされる場合は、ご自身の判断と責任において行っていただきますようお願い申し上げます。

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読書習慣不要!ADHDの私が語る、言葉で表現するコツ

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これまでの記事では、毎回自分の経験と照らし合わせたADHDについて自分なりの言葉の表現を使いながら書いてきましたが、実は私、読書嫌いで、特に長編の本を読み切ったことがほぼありません。子供の頃から読書課題が本当に嫌で嫌で仕方なく、学校で習う国語も嫌いでした。

そんな面やADHDの特性もありながら今はこういったブログなどで書くことを楽しんでいます。今回は、活字が苦手な方や文章力がないと感じている方に向けて、「自分らしい言葉で表現するコツ」や、その楽しさを共有していきます。

「読書苦手」のリアルと、それでも表現したい理由 #

まず、私の「読書苦手」のリアルについてお話しさせてください。正直なところ、私の人生で、最初から最後までちゃんと読んだと自信を持って言える長編の本は10冊にも満たないと思います。数少ない例外として、すらすら読めた記憶があるのは、さくらももこさんのユーモアあふれるエッセイ『もものかんづめ』や、ユニークな教育が描かれた黒柳徹子さんの『窓際のトットちゃん』といった作品でした。これらは、私にとって読むことのハードルが低く、自然とページをめくる手が止まらなかった記憶があります。

夏休みの読書感想文の宿題も、私にとっては苦痛以外の何物でもありませんでした。正直に告白すると、全ページを読み通すことはほとんどなく、あらすじをざっと把握したり、気になる部分だけを拾い読みしたりして、なんとか感想文を書き上げていました。私には物語の世界に没頭するなんて遠い話で、どうやって宿題を終わらせるか、が重要でした。ちなみに、宿題を頑張って終わらせても夏休み明けに自宅の机に原稿用紙を置きっぱなしなんていうADHDあるあるも起こり、最悪な思い出しかありません。

また、物語を「読む」ことが苦手でも、「創る」ことは好き。子供の頃から自分の頭のなかで描いた物語がどんどん拡がっていき、尽きることがありません。私は小学生の頃からこれを漫画にまとめていましたが、漫画であってもやはり言葉の表現は私にとって不可欠でしたし、漫画では手が追いつかず、文章のみにしていくことが増えていきました。

そして、もう一つ、私にとって大切なのが「記録して振り返る」という行為です。日々の中で感じたこと、経験したことを文字に残すことで、後から見返した時に新たな発見があったり、過去の自分から学びを得たりできます。これは、ADHDの特性で物事を忘れやすい私にとって、非常に有効な自己理解のツールになっています。

私の「言葉で表現するコツ」:インプット編 #

「読書が苦手なのに、どうやって言葉の表現力を磨いているの?」と思われるかもしれませんね。私が実践しているのは、読書とは異なる方法でまずはインプットをおこなうことです。

私の基本は、「自分の知っている簡単な単語でも、比喩表現を使うなどして、今までにない表現ができる」という考えです。だからこそ、言葉そのものにこだわるのではなく、言葉以外のたくさんのモノ・コトのインプットに重点を置いています。

具体的には、下記のとおりですが、これらで得たものを無理に言葉に置き換える必要はありません。そのうち、何か表現したいと思ったときに「なんだか、いつかどこかで体験したことがあるかも」というデジャブのような感覚がピコーンと出てくれば、それだけでインプットは成功と言っていいくらい、気楽に考えてください。

いろんな実体験からインプットする #

旅行に出かけたり、イベントに参加したり、新しいことに挑戦したりと、積極的に体験を増やします。五感で感じたこと、そこで生まれた感情は、そのまま自分だけのオリジナルの表現の源になります。まずはやってみるだけなので、簡単です。

結果にならなかった経験だって、最高の表現のインプットだったりします。

言葉以外で表現されたものからインプットする #

絵画、写真、デザイン、音楽、映像、景色など、身の回りに溢れている、言葉ではない表現方法から多くのヒントを得ます。色の組み合わせ、構図、音の響き、人物の表情など、さまざまなニュアンスが含まれており、ただ見るだけ・聞くだけでも貴重な体験となります。

お笑い芸人からインプットする #

これに関しては、インプットしたコト・モノをどう表現するかのヒントを得るためのインプットかもしれません。コントや漫才、バラエティ番組、ラジオ番組…面白くて大好きです。お笑い芸人の方々は、だいたい誰にでもわかる簡単な言葉を使うことが多いですが、その言葉の使い道や使い所、組み合わせが巧みで、聞いている人を惹きつけ、おもしろい表現に昇華させています。彼らの言葉選びや間の取り方、視点のユニークさは、日常会話や文章表現においても非常に参考になります。芸人の言葉の直感的なセンスは天才的で、私たちに「こんな言葉の使い方があったのか!」という気づきを与えてくれます。

私の「言葉で表現するコツ」:アウトプット編 #

インプットしたものは言葉ではないのに、これをどうやって言葉としての表現に使うのか。例えば「今日は家にいて、いろんな家事をして目まぐるしく、でも窓から見えた景色は綺麗だったし、お昼は友達も遊びに来た。」というエピソードがあったとします。こうした日常の出来事を、どうやって自分らしい表現にしていくか考えていきましょう。最初は、「〇〇遊園地に行ったとき日と似たような感覚かも。」という程度で構いません。その繋がりができたら、その遊園地には何があったのか思い出したり、スマホで調べてみてください。すると、「ジェットコースターに乗ったり観覧車に乗ったり、その途中でマスコットキャラクターにも出会ったような感覚」と付け加えることができるでしょう。こうすることで読み手にも色のついた景色が見えるようになってきます。

XやThreadsなど、短文で投稿できるSNSを活用する #

ところで、例に出した「今日は家にいて、いろんな家事をして目まぐるしく、でも窓から見えた景色は綺麗だったし、お昼は友達も遊びに来た。」という文も文節をいくつか組み合わせたものですね。このように組み合わせていく作業が苦手であれば「今日は家にいた」という部分のみから始めます。これを続け、「家事をたくさんした」「窓の景色が綺麗だった」「お昼に友達が遊びに来た」と分けて投稿していきます。

まずは、短い文章で自分の考えや感じたことを表現する練習から始めましょう。非公開アカウントでも全く問題ありません。日々の出来事やふと思ったことを気軽に投稿することで、経験や表現を蓄積していくことができます。

ブログ記事のような1000文字単位の文章にするには #

  • 要素を「箇条書き」でまとめる
    • いきなり長い文章を書こうとすると、何から手をつけて良いか分からなくなりがちです。そんな時は、まず書きたい要素を箇条書きで書き出してみましょう。順番も適当でいいし、要素さえわかればなんでもいいんです。先ほど考えた例であれば「今日は家にいた」「家事をたくさんした」「窓の景色が綺麗だった」「お昼に友達が遊びに来た」が要素になります。粒で揃えていきます。
  • 生成AIに文章化してもらう
    • 箇条書きでまとめたら、それを生成AIに「文章にして」と言います。AIは、箇条書きを自然な文章に整えてくれます。これは、文章作成の労力を大幅に軽減し、アイデア出しや構成に集中できる時間を与えてくれます。飽き性なADHDにとってAIは最高の相棒です。なお、私は、AIが作成した文章はファクトチェックを必ず行い、必要に応じて修正・加筆しています。
  • 自分にしかできない表現を加えていく
    • AIが作成した文章そのままでも、確かに技術が上がっているのでうまく指示出しできれば自然な文章が出来上がるし、元はあなただけの「箇条書き」から始まっているので、オリジナリティのある内容としても良いとは思います。そこに自分の感情や体験に基づいた具体的なエピソード、比喩表現、独自の視点などを盛り込むことで、文章に生き生きとした楽しさが溢れてきます。

この作業の流れを見てピコーンと来ましたか?私は自動調理器・ホットクックのようだと感じました。自分で用意した具材(箇条書きの要素)をホットクック(生成AI)にセットして出来上がったものはそのまま食べるには十分ですが、お皿の盛り方(自分にしかできない表現方法)によってずいぶんと印象が変わるものです。

活字が苦手でも表現することは楽しい! #

読書が苦手でも、活字から距離を置いていても、私たちは自分らしい言葉で「私」を表現することができます。重要なポイントは下記のとおりです。

  • 本を無理に読もうとしない
    • 本が苦手なら避けて大丈夫。そこで表現に対しての苦手意識を持ったら勿体無いです。
  • 楽しめる体験(インプット)をどんどん取り入れる
    • ADHDの衝動性はどんどん活かしていけます。
  • 書くこと(アウトプット)を恐れず、簡単な文を続ける
    • 私の書く文章も難しい単語はあまり出てこないですよね?知っている単語で組み立てても言葉での表現ってたくさんできるんです。

私の経験が、言葉での表現が苦手だと感じているあなたにとって、言葉で表現する楽しさを見つけるきっかけになれば幸いです。私も、これからも自分らしく楽しい表現をしたいです。