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なんと、子供じゃなくて私自身がADHDと診断されました。
荒波に揉まれる毎日は、まるで冒険。

本ブログで提供する情報は、運営者である私個人の体験や考察に基づくものであり、医学的なアドバイスや診断を提供するものではありません。 ADHDの症状、診断、治療、薬の服用などに関しては、必ず医療機関を受診し、医師や専門家の指示に従ってください。本ブログの情報を参考にされる場合は、ご自身の判断と責任において行っていただきますようお願い申し上げます。

  1. ADHDの暮らし/

【ADHD診断の旅】30代ママが経験したクリニック選びと診察の全貌

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ADHDと診断されて約1ヶ月、私の「ADHD攻略法を探してく冒険」は、ついに最初の目的地へとたどり着きました。前回、仕事と育児の限界から診断を決意したお話をしましたが、今回はクリニック選びから初診までのリアルな冒険の旅路を余すことなくお伝えします。

クリニックの選び方で悩んでいる」「どんな診察を受けるんだろう」そんな不安を持つあなたの、何かヒントになれば嬉しいです。

クリニック選びの経緯 #

ある日朝起きた瞬間に「ADHDと正式に診断されると様々な支援を受けられる可能性がある」という話を急に思い出し、この限界に近い生活を打破できるのではないかと横になったまま近くの専門医をスマホで検索しました。

最初に検討したのは、最寄り駅前にある、自宅から最も近い心療内科でした。発達障害についてもサイトに説明があったため、適しているのではないかと感じました。診療時間開始後に何度か電話をかけましたが、つながりませんでした。他に自転車圏内にある精神科・心療内科は発達障害やADHDについて記載がなく、行っても意味がないかもしれないと思いました。

そこで、次に考えたのがオンライン診療です。ADHDの支援についての情報元でもあるコミュニティでオンライン診療について聞いてみると、やはり対面での診察を勧められました。私もこの後実際対面診療を受けると、オンライン診療ではなくて良かったと感じたので、対面診療のメリットについてはこの記事の最後にまとめています。

次に連絡したのは、自治体の発達相談支援センターです。「〇〇(地域名) 発達障害」で検索すると出てくるかと思います。自治体のホームページに掲載されていた相談窓口に電話をかけると、すぐに担当の相談員に繋いでくれました。現在の悩みや困っていることについて丁寧に聞いてくれた上で、「何かこれが原因なんじゃないかと思い当たるものはありますか?」と聞かれたのでADHDではないかと疑っている旨を伝えると「確かにADHDの傾向として当てはまる部分が多いですよね」とのことでした。その上で臨床心理士のいる病院がいいのではないかと勧めてくれました。

今後どうなりたいか、私は障害者手帳の申請をして福祉に繋がりたいという話をすると、それであれば心理士のいる必要はないだろうと、最寄りの沿線にある、発達障害に対応しているいくつかのクリニックを紹介してくれました

病院によっては、子供の頃の成績表を持ってきてくださいとか、成人であっても親御さんを連れてきてくださいということもあるかもしれないということも教えてくれました。

また、この電話では医療機関の案内だけでなく、日常生活での工夫やおすすめの書籍の情報も教えてもらうことができました。最後に任意で名前と連絡先を聞かれました。今後こちらから連絡をして氏名を名乗れば、継続して相談ができるようです。自治体によっても相談窓口の対応は異なるとは思いますが、まずは病院ではなく相談窓口を頼るのはいい方法ではないかと思います。

紹介されたクリニックの中から、最寄り駅から3駅先のクリニックをネットで調べました。評判も悪くなく、先生が毎時3〜4人いるような情報が記載されていたため、もしかしたらすぐに予約が取れるのではないかと直感しました。予想通りすぐに電話は繋がり、1週間半待ちの日程で予約が出来ました。予約の際、ADHDと疑っているので何か持っていくものはないかと質問すると、「まずは初診で先生から質問させてもらって、そこからになりますから大丈夫ですよ」みたいな感じの優しめの受け答えでした。

相談窓口で紹介された中には、最初に検討した自宅近くの心療内科があったため、ダメ元で再度電話してみたところ、時間をおいたおかげか無事繋がりました。もし先ほど予約をとったクリニックより早い日程で予約が取れるなら近い方が通いやすいかと思いましたが、今ある予約枠がいっぱいで、週明けに再度連絡くださいとのことだったので諦めました。

ADHDのコミュニティでの情報によると、発達障害の診断ができる病院は地域によっては数ヶ月待ちは当たり前くらいの世界らしく、すぐに診察が受けられるのはラッキーでした。

ここまでで、半日(午前中)の出来事です。こうして振り返ってみると思い立ってからの衝動性がADHDっぽさ全開です。

初診までの準備 #

初診の日までに、自分の状態をうまく伝えられるよう、あらかじめ話す内容を整理しておくことにしました。面と向かって話すと、言い忘れたり混乱したりする可能性があると感じたため、メモを準備しておくことにしました。

当初、何を話すべきか迷ったところもあり、生成AI・chatGPTに問診について教えてもらいました。私が様々な話をchatGPTに投げ、それをまとめてもらうという工程でA4のPDFにしてもらいます。内容は、子どもの頃の様子、学生時代の特徴、社会人になってから困ってきたこと、これからどうしていきたいかをまとめたものです。

もちろん準備はやろうと思いつつ、気づけば何もやってないまま診察当日でした。たぶんADHDの方には共感していただけるのではないでしょうか。。遅刻癖もひどいので当日は子供を保育園に送った足で電車に乗り込みました。診察までは2時間くらいあるのでカフェに入ってchatGPTと診察メモについて話をして、そこからクリニックまでの通り道にあるセブンイレブンのネットプリントで印刷して持っていきました。我ながら用意周到すぎるなと思いましたが、印刷する時間が考慮できてなかったのか、なぜか診察時間に遅刻しそうで走りました。

私は何のために2時間前から待機してたんですかね。

診察内容 #

私の通っている病院では、受付にマイナンバーカード(2回目以降は診察券)を提出すると番号札が渡され、以降はその番号で呼び出しがされます。名前で呼ばれないのは個人情報への配慮だと思うのですが、数字と自分を重ね合わせるのが苦手なので、違う番号が呼ばれても自分じゃないかと毎回番号札を目視で確認して待ち時間は方時も落ち着きません。数字じゃなく動物とか食べ物とかなんかもっと覚えやすいものにして「うさぎさんの方〜」「りんごの方〜」って呼ばれた方がすぐに自分と認識できそうです。保育園方式です。

受付後は、問診票と心理状態を伺うようなチェック項目で構成された用紙を記入し、数分の待機の後に診察室へ呼ばれました。担当の医師は、おだやかな男性で話しやすい雰囲気です。現在の生活状況や、育児・仕事に関する悩み、過去のエピソードについて丁寧に聞き取ってくれました。また、私は自分から「ADHDを疑っている」と伝えました。

話した内容や問診の結果から、ADHDと診断されました。知能検査を勧められ、WAIS-IVも受けることになりました。

医師から1番困っていることを聞かれ、仕事に集中できなくて業務に取り掛かれないことを伝えると「休職することも可能です。診断書かけますよ。」と提案がありましたが、急には仕事から離れられないと思ったし、まずは夫に相談すべきかと思いこのときは診断書は無しにしました。また、障害者手帳についても質問し、「初診から6ヶ月経たないとなので、その頃にまた言ってください」と回答がありました。

処方と血液検査 #

薬物療法をとることになり、アトモキセチンの処方が出されました。効果が出るのに時間がかかるとのことだったので、それまでどうやって生活すればいいのかと質問すると、補助としてアリピプラゾールを出してもらえることになりました。こっちは即効性があるらしいです。

これ、処方されたのが1ヶ月くらい前の話なのですが、いろいろあってまだ2週間しか飲んでなくて、薬の効果がまだ実感できてないので、そのあたりの話と薬の詳細についてはいつかまとめて記事にします。

初診当日、血液検査をしても問題ないか聞かれたうえで血液検査を受けました。この検査にだいぶ待ち時間がありました(検査結果は当日は出ないので結果待ちではなく、採取の待ち時間です)。何のために血液検査をするのかたぶん説明はしてもらったと思うんですが、いつも通り右から左へ抜けてってしまったぽくて覚えてません。2回目の診察のときに「検査結果問題なかったので薬も大丈夫ですね」と言われたので薬のための検査だったようです。

余談ですが、私は血管が細いのかわかりませんが採取のときなかなかうまくやってもらえないことが多かったので、血液検査の前は手をグーパーとしています。この癖をつけてからはわりとすんなり採ってもらえるようになったので、いつも失敗される方におすすめします。それでも何回も失敗するスタッフに当たったことがあり、針刺したままグリグリやられてアザになったことがありますが、これはスタッフがめちゃくちゃ下手くそだっただけです。

次回予約の流れ #

次回の診察は薬の経過をみたいとのことで1週間後にしましょうと主治医から言われ、会計時に受付スタッフと時間について相談しながら予約が取れました。

知能検査の予約も同時に取り、そちらは1週間経たない日程で予約ができました。「3時間くらいかかる検査なので予約時間に遅れると検査が受けられなくなります。」という忠告があり、遅刻癖の治らない私は永遠に検査が受けられないような気もしてきましたが、知能検査の話はまた結果が出次第お話しします。ちなみに、実際のところ全然3時間まではかからないやつです、また聞き間違いだったんでしょうか。集中力がなくて困ります。

私が感じたADHDの病院選びのポイント #

  1. まずは自治体の相談窓口へ
    • 丁寧に話を聞いてくれたりと病院にいく前のワンクッションとして適切だと感じました。
    • 病院が発達障害を扱っているかどうか確認しながら複数の病院をピックアップするのは大変な作業になります。私の住んでいる自治体の相談窓口では、担当地区以外の情報も提供がありました。
  2. 案内された医療機関の情報は自分でも精査する
    • 医療機関名をピックアップしてもらえば調べるのは簡単です。私が確認したのは、公式のHPとgoogleマップの口コミでした。
  3. 対面診療のメリットを理解する
    • 知能検査や血液検査を受けられる対面診療をおすすめしたいです。
    • 緊急性の高いときや、どうしても外に出られない状況にはオンライン診療を検討しても良さそうです。

受診を決めた当初は、どこに相談すればよいかも分からなかったですが、自治体の相談窓口を利用することで、信頼できる医療機関につながることができました。

診断を受けたことで、これまで恐らくそうであろうとは思いつつ断定はできなかった自分の特性を専門家によってきちんと判断してもらえました。診断から1ヶ月経とうとしている今、今後の生活をどう整えていくかをいろいろな方向性で考えることができており、受診を決意して本当に良かったです。ADHD攻略法を探していくにあたり、これは私の冒険の第一歩となりました。

もし、今の状況に苦しんでいる人がいたら、自分の経験から、早めの受診の検討をおすすめしたいです。

次回は休職前の生活と限界、そして診断へのつながりについて書いていきます。