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なんと、子供じゃなくて私自身がADHDと診断されました。
荒波に揉まれる毎日は、まるで冒険。

本ブログで提供する情報は、運営者である私個人の体験や考察に基づくものであり、医学的なアドバイスや診断を提供するものではありません。 ADHDの症状、診断、治療、薬の服用などに関しては、必ず医療機関を受診し、医師や専門家の指示に従ってください。本ブログの情報を参考にされる場合は、ご自身の判断と責任において行っていただきますようお願い申し上げます。

  1. ADHDの暮らし/

ADHD攻略法を探してく冒険の始まり―30代ママの私に、なぜ今、診断が必要だったのか?

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「ママブログ ADHD」と聞いたら、子供の発達障害の話が始まると思いませんか?

これは、まさかのママ自身がADHDと診断された大人の「私」が主語のブログです。私は30代半ばですが、先日、ADHD(注意欠如多動症)という発達障害だと診断されました。

ADHD当事者にとっては日常生活を送ることに困難が多く、毎日が大冒険のようです。その冒険をなんとか攻略していこうと言う気持ちでブログを名付けました。

初回の記事では、なぜこのブログを始めようと思ったのか、、私が診断を受けようと思ったきっかけや、これまでの人生で感じてきた違和感、そして今抱えている課題に触れながら書いていきます。

普通っぽく生きてきた私のざっくりプロフィール #

私は20代後半で結婚し、同い年の夫と3歳と1歳の子供と都内で暮らしています。一般企業で管理職の肩書きも持っています。会社に行けば同僚と談笑し、ママ友との育児のあるある話も大好物。いまだに、小学生の頃からの友達とランチに行ったりもします。

ちょっとズボラだけど、ファッションやメイクも大好きで、見た目も同世代の女性と何ら変わらない、一見、いわゆる"普通の人"です。

そんな私がADHD(注意欠如・多動症)と診断されたのは、ほんの1ヶ月ほど前でした。

子どもの頃から感じていた「違和感」 #

実は、物心ついた頃から「なぜか人と同じようにならない」という違和感が生活の中にあふれていました。違和感の始まりは、うっすらとある3歳の記憶、幼稚園での出来事でした。記憶は朧げながら幼稚園時代は違和感が続き、小学校にあがるとその違和感は鮮明な記憶として残り始めます。

忘れ物が多い。よく物をなくす。時間を守れない。片付けができない……。

けれど、勉強は得意で、テストでは常に高得点。中学ではオール5、偏差値は70を超えていました。中でも、小6のときの通知表に「勉学には申し分ありませんが、忘れ物や遅刻が多いです」と書かれていたことは強烈に覚えています。

だからこそ、大人からは「あなたはできるのにやらない」「ふざけてるの?」と言われることが多かったですが、どうしようもなかったので開き直るしかなく、気がつけば「もっともらしい言い訳の天才」になっていました。

高校は地域トップの進学校に入学しましたが、宿題が多くなってきたことから学校をサボりがちになり、進学校は予習前提で授業が進行するため、授業内容は当然わかりませんでした。それでも大学には進学し、今度は自己管理がさらに求められる環境で一気に生活は崩れました。結局、大学は中退するしかなく、その後はアルバイトで転職を繰り返す20代を過ごしました。知人の紹介で一旦は正社員になったものの半年で退職して無職になったり、そこからまたアルバイトを転々とする生活に逆戻りするということもありました。

「違和感」を抱えたまま、大人になった #

その後、運良く正社員登用された会社で管理職になりました。仕事内容も飽き性な私に合っていたおかげか過集中が仕事にうまく重なり、仕事では高い評価を得ました。ADHDの生活は運要素が絡むという見方もあるようですが、私の人生もまさにそうでした。

管理職になると、進行管理やマネジメント、申請関連といったADHDの敵が揃い踏みするのですが、これはツールや課の社員に頼ればなんとかなることが多かったです。それでもスケジュールに間に合わなかったり重要なことを忘れるときなどは、子供の頃に磨いてきた「もっともらしい言い訳」の才能が役立ちました。すごい人なんじゃないかという評価と空虚な実績ばかりが積み重なり、当時から悩んでいたのは"中身のない管理職"ではないかという自己評価でした。実際、この会社での実績は転職には大いに役立ち、転職先は引く手数多でしたが、いざ他の会社へ入職してみると業務内で過集中になることもなく、やはりそれまで築き上げた「すごい人なんじゃないか」は0になった環境下では、“中身のない管理職"が曝け出される状況でした。自慢の言い訳はもう通用しません。

夫は協力的で優しい人ですが、現在は仕事が忙しく、今までとは生活がガラリと変わりました。段階の組み立てが苦手なADHDは、家事や育児全部自分でやってねと言われると急に困難になります。食事の準備、洗濯、保育園の送迎、仕事……どれも手を抜けない中で、今何をすべきかが判断できず、全てがダメになりました。

子どものころからの違和感に向き合わなかった理由 #

まず、時代背景としては、小学生の頃、クラスで授業中に歩き回るような子は問題児扱いされ、しかしながら多動症だからしょうがないと言われていましたが、私のように注意欠陥の傾向が強いと特に問題児扱いされることもなく、ただよくミスしてる子のような印象をもたれていました。

1997年には、精神科医・司馬理英子著「のび太・ジャイアン症候群」という書籍が出版され、馴染みのあるキャラクターでADHDが噛み砕かれました。私が小学校高学年の頃、母と「のび太型っぽいね」なんて話もしていて、今考えれば、この会話は私が自身をすんなりとADHDだと受け入れる土台になったのではないかと思います。そんな話がありながら、当時私はそれが心理テストや占いに近いものと思っていて、「障害」だとは思っていませんでした。

ネットが身近になると、自己診断系のチェックツールも溢れ始め、私はそういった情報から「すごく当てはまる」と10年くらい前から気づいていました。

つまり、子供の頃はADHDに関しての正しい知識がなく、大人になってから今までは専門医未診断の自称ADHDでした。自称ADHDになってからも、なぜ未診断のまま放っておいたのでしょうか。

私は、病院に行っても診断されない不安がありました。この不安を例えるなら、咳や鼻水が止まらず頭痛や熱もあってつらくて病院に行ったのに「あなたは風邪ではありません。気のせいだから元気にしなさい」なんて言われるようなものです。

忘れ物。時間感覚。聞いているのに聞こえない。思考を止められなくなる。すぐに気が散り、逆に一旦集中すると食事や睡眠も忘れてしまう、、

日常生活のなんともない場面で、あらゆる邪魔をしてくるのがADHD。自己診断によって、ああやっぱり仕方ないよねと思ってせっかく自己肯定感を保って生きているのに、それが崩されてしまったら、ついには生き方を見失ってしまうのです。

なぜ今になってADHDの診断を受けようとしたのか #

専門医にかかろうと思ったのは、ADHDが原因と思われる症状がひどくなり、生活が成り立たなくなったこと、そして、自身に子どもがいることがきっかけです。私1人や、夫と2人、大人だけであれば、収入が減ったり、家事がなってなくてもなんとか細く生活していけるかもしれません。仮に生活できなくなってもそれは自己責任です。

しかし、子供がいれば「親としての責任」があり、仕事でたくさん稼いで不足ない生活を与えたいし、家事をして、栄養のある食事を作ってあげたり、洗濯された綺麗な衣服を着せてあげたいです。思うように動けなければストレスから子供にあたってしまうことも考えられます。

ADHDと正式に診断されれば初診から6ヶ月後に障害者手帳の申請が可能になると知ったことも診断を受けようと思った理由です。障害者手帳によって様々な支援も受けられ、ADHDの傾向をもちながら育児をしているとどうしても八方塞がりになる場面がいくつもあるので、支援を頼ろうと思っています。

今となればもっと早く診断を受けていればと思えますが、私は結局自分のためには何もしなかったことになります。これを読んでくださる未診断ADHDの方がいれば、子供の有無関係なく、自分自身の幸せのために早く病院にかかってもらいたいです。

でも、結果論としては、子供のためであっても専門医に診てもらえたことで私自身が次のステージに向かえます。私は子供の存在に改めて感謝したいです。

診断1ヶ月後の現在地点。本当の怖さは二次障害かもしれない #

クリニックに行き、受けた診断はやはり「注意欠如多動症/ADHD」でした。病院では問診やWAIS検査を受け、アトモキセチン塩酸塩とアリピプラゾールという薬を処方されました。処方薬は副作用が強く出たため、現在はアトモキセチンのみを常用しています。

アトモキセチンを飲み始めてからも、すぐに劇的な変化があるわけではありませんし、本当に効果を期待していいのかという不安もあります。
※薬の効き目や副作用には個人差があります

そんな状況の中、子供が風邪をひいて出勤できない日が続きました。しかし、子供の風邪が治り、保育園登園を再開しても私が出勤することはありませんでした。家事、育児、どんどん遅れていく業務、、頭の中はパニック状態で、仕事をしようと思っても何ひとつ手が動きませんでした。

私は適応障害と診断され、現在は休職しています。

このブログで伝えていきたいこと #

このブログでは、以下のようなテーマを中心に発信していく予定です。

  • ADHD当事者のリアルな心情や日常の記録
  • 私が感じるADHDのメリット・デメリット
  • 症状や薬をはじめとした治療の記録
  • ADHD当事者の育児
  • 家事との付き合い方
  • 仕事・休職について
  • 自己肯定感の育て方
  • 健常者である夫との関係

このブログを始めたのは、「書く」ことで自分の思考や行動を整理し、日常生活を送れるようにしたいと思ったからです。また、私の探す"攻略法"が同じような悩みを抱えている人のヒントになったら嬉しいです。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。次回はクリニックを選んだ経緯や実際受けた診療について、もう少し詳しく書く予定です。どうぞよろしくお願いします。

※この記事は個人の体験に基づくものであり、医療情報ではありません。薬の服用や治療については必ず医師にご相談ください。